この3か月間ある検証をしていました。
新規に開設したサイトが被リンクなしでポータルサイトの検索トップページに表示されるだろうかという検証です。
確かに一般的にはメインサイトを検索トップページに表示させるには、被リンクが多いほど上位表示されやすいとされてきました。
しかし、最近はそうでもないらしいという一部の情報があったので、被リンクなしの単独サイトを新規で立ち上げ、どこまで上位表示されるかを検証してみることにしたのです。
検証内容
①対象はGoogleに限定する
②第一キーワードは「仕事」
③被リンク数はゼロ
④ワードプレスを使用
⑤独自ドメイン
まずはじめに被リンクのお話しです。
被リンクとは?
アフィリエイトで商品を紹介するにあたっては、本店となるメインサイトが検索サイトで上位表示されることが効果があるとされています。
多くのサイトからリンクされているサイト
ほど良質なサイトだと検索エンジンが
評価するからです。
多数の被リンク=良質サイト
本来の被リンクとは、
他のサイトやブログからリンクを
貼ってもらうことを言います。
そのため、多くのアフィリエイターは自作自演でサイトを増産して検索エンジンに評価してもらうために被リンクサイトを増やしているのです。
この自作自演の被リンクサイトを
サテライトサイトと呼びます。
メインサイトに対してのサテライトサイト数は少なくても10個、多いときは100個ほど作成する場合もあり、ボクも実際に本店となるメインサイトを上位表示させるために20個ほどのサテライトサイトを立ち上げてはメインサイトへ向けてリンクを貼っています。
またサテライトサイトは検索エンジンに
違和感をもたれないような
工夫もほどこします。
複数種類の無料ブログサービスを利用したり、有料サイトを混ぜたり、とにかく不特定多数のサイトからリンクされている状況をつくるのです。
これがすべて同じサービスからの被リンクでは不自然ですからね。
少し、インチキくさい騙しのテクニックにみえるかも知れませんが、自分で情報を集め作成したサテライトサイトは決して違法ではありません。
メインサイトに関連した個別の情報を掲載したサイトを作成し、メインサイトにリンクを飛ばす被リンク行為は正攻法です。
※被リンク画像
実はこのサテライトサイトを増産することが
1年生アフィリエイターには少し難題です。
サイト作成も不慣れなことにプラスして、記事を書くことも困難だったりするのでサテライトサイトの増産が苦痛になって、挫折する人が非常に多い現状があります。
私もこの面倒な
作業を経験してきた一人です。
今日はFC2ブログでサイト立ち上げ、
翌日は忍者ブログ、
そして独自ドメインでと・・・・
慣れないとたった1個のサテライトサイトを作成するのにも丸1日かかってしまいます。しかもメインサイトも同時進行で考えながら作成していかなくてはいけませんから相当、手こずりました。
最終的にめんどうな作業の嫌いなボクは
サイト作成ツールを利用しました。
しかし、被リンクは今でも無意味なテクニックではなく有効な手法です。アフィリエイトで稼ぐための王道の手法だということは覚えておいてください。
検証内容に戻ります。
おさらいですが検証内容です↓
①対象はGoogle
②第一キーワードは「仕事」
③被リンクはゼロ
④ワードプレス使用
⑤独自ドメイン
検証内容は・・・・
被リンクなしの単独サイトでどこまで検索上位表示されるかです。
Googleをターゲットにキーワード選定
上位表示を狙う検索サイトはGoogleに絞ります。キーワードは「仕事」としますが、単語で「仕事」だけでは抽象的すぎてターゲットが絞りこめませんので掘り下げてキーワードを選定しました。
そこで「仕事に困っている人」を
ターゲットにしたキーワードを
選定することにしました。
そこで考えなくてはいけないのは、仕事に困っている人とはどのような人なのか?というところを考えていきます。
まず、頭のなかで思いつく
キーワードを箇条書きしました。
仕事に困っている人とは、
- 無職
- 転職したい人
- リストラされた人
- リストラされそうな人
- 正社員になれない契約社員
- 老後の仕事
- 障害者
いろいろな事情から仕事に
困っている人たちが思い浮かびます。
リストアップしているとポンッ頭のなかで仕事に困っている人が浮かび上がりました。それは身近にいる仕事に困っている人でした。
実はボクの妻は難聴者なのです。
難聴という障害は会話がうまくいきません。ボクの妻はできる限り会話の少ない仕事を選んでは掛けもちしている現状がありました。
ペルソナモデルの作成
ペルソナとはマーケティングに使われている相手を具体的に絞り込むためのターゲティング手法のひとつです。
覚えておいて損はしないのでよく聞いて下さい。
現在のアフィリエイトマーケティングではこのペルソナモデルの作成が不可欠です。特に個人で起業したアフィリエイターとなれば必須となります。
なぜならば、
商品は「たったひとりの見込み客」を作ることができないと売れないからです。莫大な費用を投じたパワーサイトは別として、個人レベルのサイトが抽象的な緩いキーワードで集客しても見込み客は作れません。検索しても2ページ以降はおろか圏外ページにしか表示されないでしょう。
単一キーワードで「仕事」は問題外、「仕事 探す」の複合ワードでも見向きもされないでしょう。
狙うキーワードが
抽象的すぎて緩すぎます。
そこでペルソナモデルを利用します。
「この人に売る!」というところまで
ターゲットを具体化します。
たったひとりの
見込み客を作るためにです。
難聴者の妻をモデルにペルソナモデルを作成してみました。
■妻のペルソナ(ユーザーモデル)
・性別 女
・年齢 46歳
・人口8万人の地方在住
・既婚
・家族構成:夫、大学生の娘と高校生の息子、そして義母の5人家族
・最終学歴:大学
・4つのパートの掛け持ち
・年収120万円
・貯金はなし
・悩み:難聴者
・性格
学校の先生を目指して大学に進学した。障害者施設の職員として2年ほど勤務したが突発性難聴(遺伝?)から会話が聞き取り辛くなり職業的な影響から退職する。
サラリーマンの夫と結婚し、2人の子供を育て育児と家事に追われる毎日を送っていたが、子供も高校生になり手が掛からなくなったことをきっかけに難聴者でも出来そうなパートタイムの仕事を始める。
最初は月末と月初の新聞の集金から始めたが活動的な性格から子供たちの学費や進学費用を作るためにガスの検針のパートを始める。
その後、彼女の仕事は早朝の新聞配達にはじまり朝の清掃アルバイトを毎日こなし、月中のガス検針と月末の新聞の集金をするようになった。現在は4つのパートで月収10万円を稼ぐようになった。
夫は少し心配だった。健聴者であれば施設の職員や塾の講師ができる学歴があるのに難聴者ということで会話の少ない職種を選ばなくてはいけない妻の現状が気の毒に思えた。
それでも妻は愚痴を言わずに子供たちのためにと子供たちと私のお弁当を作り、慌ただしくパートへ出かけて行く。この先、妻の体は持つのだろうか?健康でいられるだろうか?一所懸命、仕事に明け暮れ走りまわる妻が心配で仕方がない。
ペルソナユーザーモデルから箇条書き
ペルソナユーザーモデルが出来上がったところで、このユーザーが検索しそうなキーワードを思いつくまま箇条書きします。
深く考えず思いつくままです。
- 会話が不要な仕事
- 難聴者できる仕事
- 難聴者 副業
- 難聴者手に職
- パート掛け持ちしない
- ひとつの仕事で月収10万円稼ぐ
- 難聴者の悩み
- 難聴者の老後の不安
- 会話が怖い
- 難聴者 限られた仕事
- 難聴 仕事不安
- 難聴 会話成立しない
- 難聴 会社やめた理由
- 老後にできる仕事
- 難聴 職場いじめ
この段階ではあくまでユーザーモデルが
考えそうなキーワードに留めておきます。
さらにメインサイトを
作成するときに必要になる
仮カテゴリーも候補にあげます。
- 会話が怖い
- 職場のいじめ
- 職場環境
- 仕事への不安
- 将来の不安
お悩み掲示板でも多かった
キーワードを選定して
カテゴリー候補にしておきます。
サイトの仮タイトルも
候補にあげておきました。
- 40代難聴者の仕事と資格
- ハンデのない仕事とは
- 難聴者の仕事の選択
難聴者と仕事という
単語を組み込んでタイトル名の
候補を考えておきます。
気になるキーワードがみつかったで
さっそく、Googleの検索窓に
「難聴者 仕事」と入力してみます。
うむ、うむ、なるほど・・・・
やはり難聴者の方は仕事をするうえで
困った問題を多くかかえていました。
Yahoo!知恵袋などの
悩み系サイトでも検索してみました。
画像
難聴が原因で仕事に困っている方や、
職場環境が悪くなっている方が
多数、質問しています。
Googleの検索件数でヒットする対象ページが50万件以上あることや、Yahoo!知恵袋やOKwebなどのお悩み掲示板での相談件数が多いことから、難聴が原因で仕事に困っている方は多くいる現状がわかりました。
そこで今回は、難聴という障害をもつ一部の限られた人が対象に、アフィリエイトという仕事の選択肢もあることをお知らせする情報サイトを作成することにしました。
作成したサイトはこちらです↓
今回の検証目的でもある被リンクを貼らない単独サイトのみで、どこまで上位表示ができるかですから下記の項目に注力したサイトを作成することにします。
- ペルソナの法則にそったターゲティング
- コンテンツ重視
- 記事の更新ひん度を多くする
- 読み手を意識する
- アクセス解析は設置しない
この5点に注力してサイトを作り込みました。
コンテンツ重視
被リンクを付けないということは自作自演のサテライトサイトも一切ありません。好意をもった周囲のサイトからの被リンクをもらうにしても時間と信用が必要です。
そこで何に力を注ぐかというと、サイトのコンテンツに力を注ぐしか方法はありません。難聴者の方がみて欲しい情報が充実していて、かつ共感できるかがポイントです。
そのためにはより多くの情報を集めては記事としてアップロードし、ボリュームのあるパワーサイトに育てなくてはなりません。
情報も抽象的な記事ではなく、
よりリアルで詳しく現実感のある
内容に細分化していきました。
記事の更新ひん度を多くする
単独サイトで検索エンジンに評価させる目安には情報が新しいというひとつの基準があります。簡単にいってしまうと活動しているサイトであるという意味です。
記事の更新がストップしているサイトは活動を休止しているサイトと判断されてしまうことがあります。つまり情報もさほど新しくはないだろうと検索エンジンにネガティブに評価されてしまうのです。
そこで今回は比較的、
早めの記事更新を意識してみました。
とはいえ毎日更新はしていません。
週に1記事から2記事を投稿する
感じで更新を続けました。
また記事も一般的にいわれる原稿用紙1枚分の400字が目安ではなく、800字~1000字という感じでいつもの2倍以上の内容でボリュームアップを意識して記事を書いていきました。
狙いは検索エンジンに定期的に
更新している情報量の多い
記事だと評価させるためです。
ここまでは検索エンジン対策です。
※SEO的な狙いの部分
読み手を意識したサイトづくり
サイトを検索上位表示させるためにSEO対策ばかり意識してもまったく意味がないと感じたので、難聴で悩む人たちが価値のある情報だと評価して読んでくれることを大前提に作成しました。
なぜなら、
読むのは人間!
ロボットではないから!
コピペしてリライトして意味も知らずに書いた適当な記事では読む人の悩みは解決できません。切実な悩みを解決したくて訪問してくる方にとって失礼です。
障害をもち真剣に仕事探しをしている人に対して、情報を発信する側としても真剣に向き合った記事を書きました。
情報発信をするサイトの価値は
訪問者に有益な情報を
与えているかです。
SEO対策に偏らないよう、読み手を意識して記事を書き、コンテンツを充実させるよう意識して作り込みました。
アクセス解析は設置しない
通常、サイトにどのくらいの訪問者が来るかを数値で確認するためにアクセス解析というものを設置します。アクセス解析には訪問者数のほかに、検索されたキーワードや時間帯別のアクセス数なども数値化されるのでサイトを育てていくうえでは指標となります。
しかし今回の検証では
アクセス解析は設置しませんでした。
なぜなら、
新規で立ちあげたサイトに
アクセスなんてありませんから。
ボクの経験上ではサイト開設後1か月間はアクセス解析は必要ありません。アクセス数ばかり気になってしまい、ほとんど無いに等しい訪問者数にがっかりするのは自分自身です。
やる気と自信をなくすような
ツールはこの時点では不要です。
逆効果になりますから
設置しない方がいいです。
サイト開設段階では、記事を書くことに加えて、サイトコンテンツを充実させることが先決です。ボリュームが増えるに連れて10ページ目だった検索順位も8ページにランクアップし、検索順位が上がるに連れて自然と訪問者数も増えていきます。
今回の検証ではトップページよりも記事ページが先に上位表示していく結果になりました。つまり記事数を増やすことで検索エンジンからもインデックス(拾われる)される確率が高くなったのです。
※画像 記事がインデックスされた事例
アクセス解析ツールの設置は上位3ページあたりにサイトが表示されるようになってからでも遅くありません。そんな訳でアクセス解析はいまだに設置していません。
カテゴリ:40代の副業レポート|働き方と副業